男子テニスで世界ランク18位の錦織圭(22=日清食品)が、27日開幕の4大大会今季第2戦、全仏オープンを欠場することが決まった。22日、自身のフェイスブックで「(欠場は)非常に残念だが、今はリハビリに集中する」と、明らかにした。錦織は4月下旬のバルセロナオープン準々決勝で腹斜筋を痛めて途中棄権した。診察と治療をかねて日本に帰国。「回復まで2~3週間」の診断を受けていた。その後は米シカゴでトレーニングを再開し、20日から拠点としている米フロリダでコート上での練習を始めていた。しかし、自身のブログでは「少しでもバランスが崩れると、まだ少し痛みがある」と明かしており、全仏には準備期間が足りなかったようだ。復帰戦は決まっていないが、6月25日開幕のウィンブルドン出場を目指すことになる。全仏を欠場しても、世界ランクでのロンドン五輪出場権獲得に問題はない。