羽生が“縁起のいい”トラブルに巻き込まれた。フィギュアスケート男子で、今季ショートプログラム(SP)の歴代最高点を連発している羽生結弦(17=東北高)が3日、GPファイナル(6日開幕、ロシア・ソチ)に出発する成田空港発の飛行機が大幅に遅延。空港に足止めを食って、予定の8時間後にようやく出発した。

 今季初戦の10月スケートアメリカの時も、練習拠点のトロントから米国への飛行機に乗り遅れた。それでもSPで歴代最高をマークしただけに「気にしてもしょうがない」と余裕の苦笑い。逆に、遅延は“縁起がいい”と「プレッシャーもない」。SPがある7日には18歳の誕生日を迎える。五輪会場での誕生日で、今季3度目の歴代最高得点更新の期待がかかるが「あまり意識せず課題をクリアしていきたい」と冷静だった。