国際バスケットボール連盟(FIBA)は26日、日本協会に対して、無期限の資格停止処分を決めた。この処分で、すべての世代の日本代表が国際試合への出場が停止。来夏の16年リオデジャネイロ五輪予選への出場も、現時点では不可能となった。

 日本代表の国際試合が禁止されたことを受け、女子代表の主将で04年アテネ五輪に出場した大神雄子(32)は「実際に聞くとショック。一気に落胆している」と動揺を隠せなかった。女子は来年8月29日から16年リオデジャネイロ五輪予選を兼ねたアジア選手権が始まる。大神は「(予選までに処分が解除されるか)半信半疑の状態で、どうやって選手はモチベーションを保てばいいのか」と苦しい胸の内を明かし「どんな形でもいい。早期の解決に向けて取り組んでほしい」と訴えた。女子代表の内海知秀監督は「内容が分からないので何とも言えないが…」と困惑気味で「今は代表活動の時期ではない。もし1、2カ月で解除されるなら、影響は最小限になるかもしれない」と祈るように話した。