<関東大学ラグビー:流通経済大31-27関東学院大>◇リーグ戦◇14日◇東京・江戸川区陸上競技場

 流通経済大が、リーグ戦初優勝に望みをつないだ。9点を追う前半27分にWTB葛原晃文(4年)、同33分にプロップ山崎基生(同)が連続トライを挙げて逆転。後半に一時、勝ち越しを許して10点差に広げられたが、葛原のこの日2本目のトライなどで再逆転した。この勝利で勝ち点を21に伸ばし、消化試合の1つ少ない東海大(勝ち点20)をかわして暫定首位に立った。

 内山達二監督は、立ち上がりに強い関東学院大の出だしを警戒しつつ、後半勝負をもくろんでいたという。「開始20分で(トライを)2本は取られるなと思っていた」。実際には、20分を1トライに抑えて勝機を見いだし、終盤に畳み掛ける青写真通りの展開だった。山崎は「相手は最後に足が止まった。その差が最後に出た」と振り返った。