<高校ラグビー・神奈川大会第2地区:桐蔭学園50-0湘南工大付>◇決勝◇21日◇ニッパ球

 前回全国準Vの桐蔭学園が、6年連続10回目の花園を決めた。前半4分に主将のSO小倉順平(3年)が先制トライを決めると、エースWTB竹中祥(3年)の2トライ、FB松島幸太朗(3年)のトライなど計8トライ。守っても予選3試合すべて完封という圧倒的な強さを見せつけた。

 西高東低と言われ続けた高校ラグビー界で、前回は関西勢を3タテ。決勝では東福岡に敗れたものの、4年ぶりの準優勝に輝いた。藤原秀之監督(42)は「花園に行くからには(優勝を)という気持ちはありますが、まずベスト8まで行かないと」と控えめだが、小倉は「東福岡に勝って、優勝したい」と言い切った。優勝すれば、関東勢としては97年の国学院久我山以来13年ぶり、神奈川県勢としては94年の相模台工以来16年ぶりとなる。