関東学院大ラグビー部の春口広新部長(60)が、「反則ゼロ」を掲げて再出発した。3日、横浜市内の同大キャンパス内で就任会見に臨み、「強いチームではなく、いいチームをつくりたい」と、あらためて学生の人間教育に尽力する姿勢を示した。

 監督を務めていた07年11月に部員の大麻取締法違反が発覚して辞任。不祥事の一因を、ラグビーに例えて「前半で5回の反則くらい仕方ないだろう、という気持ちが油断を生んだのでは」と反省し、今後は「絶対に反則はしない。100%を目指す」と話した。同時に目標に4年ぶりの大学日本一奪回を掲げ、「きちんと練習ができれば可能」と自信を見せた。新主将はSH大島脩平(4年)に決まった。