大相撲の横綱朝青龍が3日、2連覇を目指す春場所(15日初日・大阪府立体育会館)に向け、大阪市中央区の高砂部屋で朝げいこを開始した。

 初場所で復活優勝を遂げた朝青龍は、旅行先のハワイから1日に日本へ戻ったばかり。3日朝はしこや腕立て伏せなどで汗を流し、幕下以下の力士と9番取った。報道陣に対し、けいこ場には記者、カメラ1人ずつの代表取材とする異例の規制。それでもけいこ中にカメラマンに不快感をあらわにするなど、表情は最後まで険しかった。

 ただ不安のある左ひじにはテーピングもなく、体調は良さそう。師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「普通に体を動かしていたし、体つきも変わっていない」と話した。