大相撲の横綱白鵬(25=宮城野)が26日、有馬記念のプレゼンターとして中山競馬場に来場した。競馬場を訪れるのは初めてで、横綱が中央競馬のプレゼンターを務めるのは、06年有馬記念の朝青龍以来、4年ぶりだった。白鵬は有馬記念で1枠2番のネヴァブション、2枠3番のフォゲッタブルを応援したというが「残念ながら馬券は不的中でしたが(第)8レースは的中しましたし、ぜひまた競馬場に来たいと思います」と、コメントした。

 プレゼンターとしてトロフィーを渡す際には、勝ったデムーロ騎手の右、左としこを踏むパフォーマンスに笑顔を見せた。さらに同騎手を軽々と抱え上げ、右肩に乗せて左腕を突き上げるポーズまでつくった。「初めて競馬場に来たけど、いいものを見せてもらった」とご機嫌だった。だが、この日の朝げいこは非公開で行い、師匠の宮城野親方(元十両金親)が、日本相撲協会理事会から師匠交代の勧告を受けた問題については終始無言だった。