日本相撲協会は3日に新弟子検査受検申し込みを締め切ったが、春の検査では史上ワーストの36人となった。義務教育終了が資格となった73年以降では09年の41人を下回った。春場所は卒業時期に重なり、就職場所といわれる。若貴時代の92年が最多の160人で、昨年の52人より16人減った。体の小さい希望者を対象にした2月の第2新弟子検査の体力検査を通過した6人を含む。八百長問題の影響もあるとみられるが、放駒理事長(元大関魁傑)は「少子化もあるけど寂しいね」。幕下付け出し15枚目格でデビューが決まっている、日体大で学生横綱となった明月院(九重)らがいる。内臓検査の結果を経て、合格者は14日に発表される。大事な大事な金の卵だが、合格しても初土俵はいつになるのやら。