右足の負傷で夏場所千秋楽を休場した大関琴欧洲(29=佐渡ケ嶽)は29日、愛知県一宮市の佐渡ケ嶽部屋で関取との申し合いを再開した。幕下との対戦を挟みながら十両琴勇輝と10番取った。足運びが慎重で本調子には遠いが「少しずつやっていく。(足の)痛みは日によって違うから様子を見ながら」と話した。

 名古屋場所出場に向け、稽古後は患部のアイシングや超音波治療など回復のために力を注ぐ。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「このまま新たなけががなければ(場所に)出そうと思っている」と明かした。