横綱審議委員会が24日に東京・両国国技館で開催され、大関鶴竜を横綱に推薦することを決めた。

 北の湖理事長(元横綱)から諮問を受けて、11人の委員全員の満場一致で推薦を答申。これを受けて、26日の夏場所番付編成会と臨時理事会で正式決定する。

 内山斉委員長(読売新聞グループ本社顧問)は「2場所連続14勝は大変な成績。心技体いずれも盤石ではないか」と代表で評価した。13年ぶりの3横綱となるがいずれもモンゴル出身となる。「かつてはめちゃめちゃな横綱もいたが、3人とも完全に日本に溶け込んでいる。ちょっと気になるという意見もあったが、私は異存ない」と話した。今後へは「真面目で着実に力をつけている。長く綱を張れるのでは」と期待した。