大相撲名古屋場所(13日初日、愛知県体育館)で自己最高位の西前頭3枚目となった大砂嵐(22=大嶽)が1日、愛知・稲沢市内の部屋で先月29日のラマダン(断食月)突入後の初稽古を行った。

 日中は飲食ができず、暑さ対策が大事。すり足、てっぽうなどの基本運動に、ぶつかり稽古と軽めの内容だったが、合間にホースで頭から水を浴びるなど、入門後3度目で慣れた様子だった。「いよいよ始まったけど、まだこれからが長いよ」と初の横綱、大関戦に向けて調整する。

 稽古後には見学に来た子どもたちに「高い高い」をして喜ばせるなど交流。心身ともにリラックスしていた。午後には名古屋市内に移動して、力士会や維持員との集いに参加した。