大相撲の九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)で、史上最速で新関脇に昇進した逸ノ城(21=湊)が27日午前、福岡・古賀市の湊部屋宿舎で初めてのまげ姿を披露した。

 公開で行われた“まげ結い式”には、報道陣約60人が集まり、お披露目の場所となった稽古場は足の踏み場もなくなった。その姿に「うわぁ~」と驚いた関取は、二等床山の床盛(39)に結われて、6分あまりで初めてのまげ姿が完成した。

 これまでのざんばら姿から卒業した逸ノ城は、自身のまげ姿を手鏡で確認するとにんまりし「本当にお相撲さんになった気分です。こっちの方が(顔が)締まっている感じがしていいです。ざんばらよりも似合っている」と喜んでいた。