大相撲の追手風親方(元幕内大翔山)が3月に、当時部屋所属の23歳の床山に暴力を振るった問題で、元床山側が訴訟を検討していることについて同親方は12日、「こちらも弁護士を立てました。受けて立ちます」と法廷闘争の準備を進めていることを明かした。

 同親方は両国国技館の日本相撲協会を訪れ、生活指導部特別委員会の伊勢ノ海委員長(元関脇藤ノ川)に現状を報告した。元床山側は協会側にも追手風親方の非を訴える内容証明書を送付。数年前から新弟子たちへのいじめを繰り返したとされる主張を否定したが、同親方は「ウソはいずれ、ばれる」と強気。力士やその親族に協力を得て、反論の準備も整えたとしている。