国技館で7日、新旧の優勝力士額の入れ替えが行われた。06年初場所で優勝した大関栃東(現玉ノ井親方)を含む2枚が取り外され、優勝額を取り付けるようになった1909年以来、104年目にして初めて日本人力士の姿が消えた。今場所で飾られる額は白鵬20枚、朝青龍9枚、日馬富士2枚、琴欧洲1枚とすべて外国出身力士となる。玉ノ井親方は「6年近く日本人の優勝者が出ていない寂しさはある。土俵上で力を出せるかどうかは気持ちの問題」と奮起を促した。貴乃花審判部長(元横綱)は「琴奨菊、稀勢の里など気鋭の大関は面白い存在だと思う」と期待を込めた。