日本相撲協会は22日の理事会で、11年度の決算を承認した。トータルで約50億円という過去最大級の赤字となった。不祥事による春場所の中止に加え、夏場所が技量審査場所となったことで入場券の売り上げや放送権料の減少が響き48億8624万2000円の赤字。また4度の本場所すべてでの収益も減少し、事業収益が約30億円の赤字を計上。4年連続の減少となった。北の湖親方は「厳しい状況と重々承知している。中止の場所や技量審査場所が響いたものと思う。その後もチケットの売り上げのマイナスがあり大変申し訳なく思う。今年の春場所については貴乃花親方も頑張ってくれているし、こちらからファンに近づくのも大事」と話した。10年度も約17億円の赤字を計上した。