大相撲の九州場所を6連覇し、通算23度目の優勝を果たした横綱白鵬(27=宮城野)が27日、鹿児島県姶良市にある龍門司焼の窯元を訪問し、33枚の皿に「夢」「白鵬」と筆を入れた。33といえば、大鵬(元横綱)が持つ32回の優勝記録を更新する数字。龍門司焼企業組合の川原史郎理事長は「焼き上がるまでに割れたり、傷がつくので多めにお願いしましたが、そうなることを願って」と33枚を準備していた。

 白鵬は枚数を知らされていなかったが「あ、そうなの」とにやり。「最初は知らなかったけど、そういう意味もあるかな」とまんざらでもない様子だった。霧島市の観光大使を務めている縁もあり、同窯元を訪れるのは6年連続。九州場所の優勝後は必ず訪れていることになる。優勝後の会見では「さらに大きな夢を」と話しており、大台を狙う。