<世界バレー2010女子:ロシア3-2ブラジル>◇決勝◇14日◇代々木競技場第一体育館

 前回大会と同じ組み合わせになった決勝。ロシア対ブラジルの全勝同士の対決は、フルセットの末ロシアが勝利し、世界バレー連覇を達成した。

 202センチの大砲、ガモワの存在の大きさは言うまでもないが、192センチの長身ながら攻撃だけでなく守備もトップレベルのベテラン・シャチコワや、191センチの高さとテクニックを備えベストスパイカー賞を獲得した若手のコシェレワという、バランスのよいウイングスパイカー陣が力を発揮した結果だった。

 クジュトキン監督は、「勝利を確信していたので、こんな熾烈な戦いになるとは思わなかった。今日の試合は、選手それぞれの個性や自分たちのバレーを出せたかどうかが勝敗を分けたのではないか」と淡々と振り返った。

 北京五輪でベスト8に終わったチームを世界一に導いたが、監督としての契約はひとまず今大会まで。今後についてはまだ白紙だという。