エンゼルス大谷翔平投手(26)が今季初のオープン戦に先発し、1回2/3を3安打1失点で上々のスタートを切った。

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エンゼルス大谷が、215日ぶりの実戦登板でどんな姿を見せるか楽しみだった。実戦へのブランクがある中、目に留まったのは真っすぐの質、角度の良さだった。1回の先頭打者の見逃し三振、1死二塁から奪った空振り三振はボールに角度があり、スピンがかかっているから振り遅れたように空を切った。球速も最速100マイル(約161キロ)と申し分なかった。

この日はスプリットで3つの三振を奪ったが、真っすぐあっての変化球だ。言い換えれば、今日は真っすぐが良かったから、スプリットも生き、結果にも表れた。大谷にとって、まずは実戦で投げられたことが大事なステップだし、試合の中で打者相手にカーブ、スライダー、スプリットと全球種投げられたことも大きな収穫だろう。

制球面を見れば、ボールのばらつきは少し見られたが、細かいコントロールを突き詰めていくのはまだ先。今日は痛めた肘の怖さがなければOKだし、何しろボールは戻っているのだから、問題ないだろう。開幕まで1カ月を切った中、次の登板ではボールの高さを調整して、低めに集めることがステップとなる。(日刊スポーツ評論家)