楽天涌井秀章が自身10度目の開幕投手で、石井GM兼監督へ初勝利を贈った。
涌井は非常に良かったと思う。ストレートはシュート回転せず逆球はない。ピッチングにメリハリがあり、初回から良かった。
涌井自身にとっていいスタートとなったことは言うまでもなく、それ以上にチームにとって大きな白星になった。田中将の第2戦先発回避と、高田萌の先発が決まった。正直に言って、高田萌にとっては重責になる。これで、仮に初戦を涌井で落としていたなら、高田萌にかかる重圧は相当なものだったはずだ。
それは3戦目の早川にとっても同じことで、仮に2戦目を落としても1勝1敗で迎えることができる。これが2連敗だったら、いくら即戦力ルーキーと言われても、本来のピッチングができたかどうか、わからない。そういう意味でも2人に力を発揮しやすい環境づくりができた。
一方の日本ハムはいいところはなかった。5回1死満塁での鈴木大の場面で先発上沢は交代だと見ていたが続投。結果として試合が決まる3点が入ってしまったが、上沢はストライクとボールがはっきりしていて、見ていて苦しかった。鈴木大に打たれたのも初球。配慮もなかったと感じる。これではベンチの判断はワンテンポ遅いと言わざるをえない。
楽天にとって唯一言えるのは、涌井の後は宋と渡辺でしっかり締めくくりたかった。こういう展開で牧田まで投入したのは誤算と感じた。(日刊スポーツ評論家)






