阪神が中日に同一カード3連敗を喫し、連敗が今季ワーストの4まで伸びた。故障で出遅れていた大竹耕太郎投手(29)が今季初登板。制球良く滑り出したが、4回に4連打で2失点、同点の5回に重盗を仕掛けられて勝ち越された。5回3失点で降板した。阪神元監督で日刊スポーツ評論家の真弓明信氏(71)が解説した。
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この3連戦は両軍どちらが勝ってもおかしくない展開だった。その中での同一カード3連敗はやはり痛い。開幕からの流れを見て、感じているのは、先発投手の交代が早すぎるということだ。先発大竹は4回に連打を浴びたが、投球内容自体は悪くなかった。6回の好機に代打を出されての降板ではあったが、先に点を取られても踏ん張れるからこそ先発を任せている。前日に6回途中で降板した門別にしてもそうで、連敗中の焦りなのかは分からないが、先発投手に我慢できず、リリーフ陣に頼りすぎている印象がある。
シーズン終盤の優勝争いの時期なら分かるが、この時期からそういう使い方をすれば、ブルペンにいる投手はしんどい。長いシーズンを見据えると、先発投手に長いイニングを投げさせ、乗り切らせることも重要ではないか。この時期なら、育てていくということもありだろう。
5回の決勝点を許した場面も、落ち着いて戦えていないことの表れだった。2死一、三塁で一塁走者の上林がスタートを切ったが、三塁走者は足の速い岡林で当然、ダブルスティールを見越して走ってくるということ。二塁に送球すると、リスクはある。投げないという判断があってもよかった。4回の小幡が足を滑らせたこともそうだが、負けているチームというのは、そういうものなんだろう。点の取られ方が悪かった。追いついても、すぐに点を取られるという流れを食い止めることができなかった。
4番佐藤輝は相手投手が外角中心に攻めてくるということを自覚して、うまく対応できている。いい意味で力の抜けたスイングができ、ヘッドがよく走っている。これからは内角攻めが増えてくるだろうが、そこは過剰に意識する必要はなく、冷静に対処してほしい。
チームは4連敗で甲子園に戻るが、ドンと構えてやるぐらいの懐の深さを示して戦ってほしいね。(日刊スポーツ評論家)




