何より勝負強さが求められる-。新外国人選手のディベイニーについては、その点に尽きると思います。キャンプ初日から2日連続でランチ特打を行ったディベイニーの打撃を見て、もっとも感じたのは広角に打つことを意識しているのだろうな、ということです。
柵越えの当たりもありましたが、やはり一発というよりは中距離ヒッターだという印象です。無理に引っ張っていく感じではなく、ていねいに打ち分けていく様子を見せていました。フォームにこれといったクセのようなものもなく、技術的には日本の野球に抵抗なく入っていけるはずです。
打順はいまの阪神打線なら、クリーンアップ、具体的には5番大山の後を打つ感じで、ズバリ、6番でしょうか。守備位置も、まずは現在、練習している遊撃になると思います。中距離打者と言いましたが遊撃を争う他のメンバーの中ではもっともパワーはあるかもしれません。
いまの阪神には6番以降の下位に勝負強い打者が必要です。そこを期待されての獲得だったと思いますが、阪神に限らず、現在の日本のプロ野球は外国人選手に対して、かつての「助っ人」という感覚ではありません。
もちろん獲得した以上、最初はチャンスをもらえるでしょうが、結果が出なくても長い間、起用されるということはないでしょう。まずは日本、さらに阪神の野球スタイルに慣れていくことが重要になってくると思います。(日刊スポーツ評論家)




