注目したいのは村上の投球ですね。いつもの投球とは確かに違った。初回からストレートのコントロールがズレてボールになる場面が目立った。立ち上がりからなかなか力みが抜けない。力みが抜けたのは80球手前の5、6回あたり。村上本人はかなり苦労していたと思います。

それでも「ここ1本打たれたら失点する」という場面では、最高のボールが決まる。象徴的だったのは3回のセデーニョの場面。2死二塁、フルカウントから外角の変化球で空振り三振を奪った。苦労して苦労してもなんとか抑える。丁寧に投げる。これが村上の真骨頂。これはいい投手の素質だし、やっぱりすごいなと思うんです。

今シーズンはここまで16試合に登板して7勝5敗、防御率1・98。試合を壊したというのは5回5失点だった5月1日の巨人戦(甲子園)くらい。その他の試合は3点以下に抑えているんですよね。この日も勝ち星はつかなかったですが、数字以上の貢献度というのがある。こういう投手がいるとチームとしても大きいですよね。

首位争いの中で、チームはヤクルトとの前半戦を「7勝5敗の勝ち越し」で終えた。これは「6勝6敗のタイ」で前半戦をターンするとでは後半戦に向けた心理的な優位性がまったく違う。印象的に変わりますよね。後半戦で相手に「くみしやすし」と思わせないためにも、この3戦目をしっかりと勝ってカードを勝ち越した意味は大きい。(日刊スポーツ評論家)

阪神対ヤクルト 6回表ヤクルト1死、レアンドロ・セデーニョに二塁打を浴び渋い表情をみせる村上頌樹(撮影・上山淳一)
阪神対ヤクルト 6回表ヤクルト1死、レアンドロ・セデーニョに二塁打を浴び渋い表情をみせる村上頌樹(撮影・上山淳一)
阪神対ヤクルト 阪神先発の村上頌樹(撮影・上山淳一)
阪神対ヤクルト 阪神先発の村上頌樹(撮影・上山淳一)
阪神対ヤクルト 阪神先発の村上頌樹(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 阪神先発の村上頌樹(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 阪神先発の村上頌樹(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 阪神先発の村上頌樹(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 1回表ヤクルト2死満塁、セデーニョを遊直に打ち取った村上頌樹村上頌樹(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 1回表ヤクルト2死満塁、セデーニョを遊直に打ち取った村上頌樹村上頌樹(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 1回表ヤクルト2死満塁、村上頌樹はレアンドロ・セデーニョを遊直に仕留める(撮影・加藤哉)
阪神対ヤクルト 1回表ヤクルト2死満塁、村上頌樹はレアンドロ・セデーニョを遊直に仕留める(撮影・加藤哉)
阪神対ヤクルト 1回表ヤクルト2死満塁、セデーニョを遊直に打ち取った村上頌樹(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 1回表ヤクルト2死満塁、セデーニョを遊直に打ち取った村上頌樹(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 5回表、球審から球を受け取る阪神村上頌樹(撮影・上山淳一)
阪神対ヤクルト 5回表、球審から球を受け取る阪神村上頌樹(撮影・上山淳一)
阪神対ヤクルト 5回無失点の村上頌樹はベンチに引き揚げる(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 5回無失点の村上頌樹はベンチに引き揚げる(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 阪神先発の村上頌樹(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 阪神先発の村上頌樹(撮影・上田博志)