人生でこんなに家にいたことがあっただろうか。新型コロナウイルス感染防止のため、今月に入ってテレワークが続き、外出自粛の日々を送っている。もう電車も乗っていない。買い物と運動も兼ねた散歩と自転車に乗っているだけ。福岡の歓楽街中洲はもちろん、繁華街の天神や博多駅周辺はたまに車で通りすぎて風景を見るだけだ。朝昼夜とすべて家で食事もとっている。そんなことは初めてだ。
このウイルスとの闘いは、自分との闘いだと思うようにしている。気持ちが緩み、飲みに行ったり遊びに行ったり…。家でだらだらして食べて寝てを繰り返したり。楽をしようとすれば、どこまでも楽が出来そうだ。自分がコロナに感染しないよう、自分が感染している可能性があると思って、他人に感染させないよう考えながら行動している。そうするしかないのだと思う。自分に勝つしかない。自分としっかり向き合うことがコロナに勝つことだと信じている。
ソフトバンク選手は、ペイペイドームなどで自主練習を行っている。取材はオンライン。先日、取材に応じた上林誠知外野手の言葉が心に残った。野球少年へのアドバイスを求められた時だ。
上林 1人の時間が増えたと思うが1人でやることで自分をもっと知るチャンスが生まれる。自分を勉強できるチャンスだと思う。自分もそうだった。新たな発見は当然ある。
昨年オフから「1人」を選び渡米までして「武者修行」して今季に臨んでいた上林。好調を維持しコロナ禍がなければ飛躍が期待されていた。「1人」になることはマイナス面だけではなく、プラス面もあるんだよと。
どのくらいこの生活が続くか分からない。でも気を抜けばさらに最悪な事態を招くかもしれない。我慢比べだ。「1人」になったからこその新たな発見を心待ちにしている。【ソフトバンク担当 浦田由紀夫】





