パパやったぞ! ヤクルト青木宣親外野手(39)が、26日に日米通算2500安打を達成した。史上4人目の偉業を達成した直後「家族が一番近くで見ていたので、自分がつらいときとかもいつも寄り添ってくれたのは、特に奥さん」と佐知夫人への感謝を語った。

ヤクルトを背負って立つバットマンのかたわら、グラウンド以外では1人の父親だ。チームがオフのある日、クラブハウスの駐車場で、子どもとキャッチボールをしていた。優しく、目を細めながらボールを受け、のんびりとした時間を過ごした。「子どもと触れ合ったりしてると、元気をもらいますし、そのときだけは父親の顔になります」と目尻を下げる。

大記録達成が間近に迫った21日DeNA戦から、家族そろって応援に来てくれた。それから5試合目で大台に到達。「早く達成できれば良かったんですけど。習い事とか子どもを休ませてしまったので」といたわった。それでもプロ野球は勝負の世界。思い通りにいかないこともある。「ヒットってそう簡単に打てないものですから。家族もよく分かってますし」と静かに話した。休日返上の練習や、志願の早出練習など、39歳のベテランになっても貪欲な向上心で、打撃を磨き続けた。

ひたむきな努力の上で輝くパパの背中。先を歩く者として、次の世代になにを残していきたいか。「諦めないことは大切ですね。自分もいろんな壁があって、1つ1つ乗り越えていったので」。必死に目の前の試合に食らいつき、勝利に貢献する。そんな泥くさいパパの姿はかっこいい。【ヤクルト担当=湯本勝大】