ヤクルトの愛媛・松山遠征を取材しました。同地を訪れるのは今年1月の山田、中村らの合同自主トレ以来でしたが、球団と松山市との友好的な関係を、あらためて実感しました。

4月12日の広島戦前には、昨季の日本一を記念した石碑の除幕式が行われ、高津臣吾監督(53)らが参加。野志市長から「連覇をしていただいて、松山での秋のキャンプには、チャンピオンフラッグを持って帰っていただくことを心からお願いします」と期待されると、衣笠球団社長も「まだ3つほど、建ちそうな空き地もあります。なるべく早いうちに次の記念碑を建てていただけるような結果を残していきたい」と答えました。05年に同地で2000本安打を達成したOBの古田敦也氏と、15年のリーグ優勝時の記念碑も建てられており、今後も偉業を重ねていく決意を示しました。

同日には杉村繁打撃コーチ(64)が、高知高時代の75年センバツで優勝した際の出場記念メダルと優勝メダルを松山市に寄贈。坊っちゃんスタジアムにある野球歴史資料館「の・ボールミュージアム」に展示されることになりました。メダルを野志市長に手渡した杉村コーチは「小学生、中学生、高校生が甲子園、その上のプロを目指すきっかけになれば。あと池山と広沢がこの地で自主トレを始めて何十年にもなる。秋にはキャンプもやらせてもらっている。そういう意味で何か恩返し出来ないかなと。微々たるものですけど県民のためになるなら」と寄贈の理由を明かしてくれました。

松山では04年から秋季キャンプを張り、例年オフには山田、中村ら主力選手が自主トレを行っています。昨年12月から今年1月いっぱい同地で練習を重ねた川端も「久しぶりに帰ってきたなという感じは全然なくて。本当にここでお世話になっているので。たくさん応援にも、みなさん来てくれています」と感謝していました。

公式戦も定期開催され、球団にとって“第2のホーム”と言える松山。今後も温かいサポートを受けながら、熱い戦いを繰り広げていくことを期待したいと思います。【ヤクルト担当=鈴木正章】