主催2000試合出場まで、あと2試合に迫ったヤクルトの人気マスコットつば九郎。7月26日に新型コロナウイルスに感染し療養中でしたが、3日中日戦(神宮)から復帰することが、球団公式ホームページで発表になりました。日刊スポーツでは先週の紙面企画「野球の国から」(東京本社版、7月26日付から全5回)で一足先に、つば九郎を特集しました。7月初旬に行った取材の中から、紙面には入りきらなかった内容のごく一部を、ここに記しておきたいと思います。

今年4月には、コロナに感染した球団関係者と濃厚接触疑いで3試合を欠場したつば九郎。「『れんぞく』がとぎれて、しょうじき、てんしょんさがった」とのことですが、選手からのLINEに励まされたそうです。

つば九郎 みんな、らいんくれた。あおきやかつおくん(石川)は「しょうじきさみしい」みたいなかんじの。うれしかった。そのふたりが、まさかひーろーになるとは。ろっかーでふたりでえがおのしゃしんもくれたので、それがうれしかった。うちのちーむだなってかんじた。

つば九郎が欠場した4月23日阪神戦(神宮)で、仲の良い42歳石川が6回無失点の好投で今季初勝利を挙げ、40歳青木がその日唯一の得点となる今季1号本塁打をマーク。お立ち台に上がったベテラン2人の「青木おじさんが打ってくれたので気合が入った」「石川じいさんのためにがんばりました!」というやりとりが話題になりましたが、その裏では、しっかりつば九郎のことを気にかけてくれたようです。

療養中のつば九郎の元には、多くの選手やファン、関係者からの激励が届いたことと思います。復帰の際には、コロナ感染を忘れさせるような、ふてぶてしくも悪びれない、いつも通りのパフォーマンスを期待したいと思います。【ヤクルト担当=鈴木正章】