5月5日、こどもの日。少年時代に憧れの人がいた人も多いだろう。ソフトバンク石塚綜一郎捕手(23)のマイヒーローは今も現役でプレーするあのスーパースターだった。
「坂本勇人選手ですね。小、中とずっと憧れていて…」
石塚は秋田県出身。小学生の頃、年1回は巨人戦が秋田で開催されており、現地へ応援に駆けつけていたという。坂本の姿に目を輝かせていた記憶は懐かしく、当時についてこう振り返る。「年1回で応援に行ってましたね。守備もすごくて打てる。まねをするとかはなかったですけど、打ち方もすごくて。かっこいいと思ってました」
そんな石塚は今、懸命にアピールを続けている1人だ。チームは主力の野手が相次いで故障離脱中。緊急事態にも、裏を返せば若手にとっては大きなチャンスが訪れている。「これだけレギュラー陣がいないのは、ないじゃないですか。自分にとって(1軍の)試合に出られるチャンスです」と言う。
今季はここまで10試合に出場。捕手登録も、持ち味の打撃を生かすために先発出場した全6試合は左翼の守備に就く。3日ロッテ戦(みずほペイペイドーム)では今季初打点もマーク。2-0の6回2死一、二塁から逆方向の右中間へ貴重な追加点となる2点適時二塁打を放った。「打たないと使ってもらえなくなる。打てないと僕の魅力はなくなってしまうので。打ってアピールしていきたいですね」と鼻息は荒い。
8月27日の楽天戦は生まれ故郷の秋田で行われる。「まずはそこまで1軍にいられるように、頑張ります」。今度は自分が、野球少年に勇姿を届けるつもりだ。【ソフトバンク担当=佐藤究】




