春夏7度の甲子園優勝を誇るPL学園(大阪)の監督が交代することが16日、分かった。

 PL教団内の人事異動が行われ、現在監督の正井一真校長(67)がPL学園から外れて転任することが決まった。4月11日に開幕する春季近畿大会大阪府予選に向け、新監督の人選に着手することになった。

 正井校長に代わって4月1日付で就任する草野裕樹新校長(63)は、元野球部長。河野有道監督とのコンビで09年春夏の甲子園に出場した。選手としての野球経験はないが、正井校長も野球経験がないまま、一昨年秋の近畿大会府予選から野球部長としてベンチ入り。同年秋の近畿大会から監督に就任し、昨夏の大阪大会、昨秋の府予選は準優勝した。草野新校長を含め、春の府予選の指揮を執る新監督の人選を急ぐ。