2年連続の甲子園出場を目指す日大鶴ケ丘の遠藤有悟内野手(3年)が、3安打1打点で肉体改造の成果を見せた。

 5回2死二塁から左翼フェンス直撃の適時二塁打で3打席連続ヒット。打者12人6点の猛攻を呼び、7回コールド勝ちに導いた。昨夏の甲子園でもベンチ入りした右の大砲は「低く強い打球を飛ばせた」と胸を張った。どん底から3カ月で、結果にコミットした。打撃不振で4月の都大会は屈辱のベンチ外。走り込みと筋トレを強化して肉体改造に取り組んだ。体重は90キロから4キロ落とし、入学時97キロとの比較では11キロの減量に成功。「体が筋肉質になった」と変身して背番号「3」を取り戻した遠藤が、ノーシードから頂点へ導く。