東北、九州国際大付で甲子園に春夏通算11度出場した若生正広監督(64)が率いる埼玉栄が古豪上尾との接戦を制した。
両投手が好投し決定打が出なかったが、8回、初めて三塁まで進んだ走者をかえして決勝点を奪った。若生監督にとっては、89年以来、26年ぶりに迎える埼玉での夏を勝利で飾った。指揮官は「素直にうれしいね。来てから3カ月だけど3年生を中心にまとまってやってくれた」と破顔一笑だった。
07年に黄色靱帯(じんたい)骨化症を発症し、歩く時にはつえがかかせずコーチに肩を借りながらだが、勝負どころでは立ち上がって指示した。8回の無死三塁では「スクイズも考えた」と振り返ったが、ゴロなら走者はスタートのサインでサードゴロが決勝点につながった。「練習していたからね。ただ、まだまだ結果を考えながらプレーしている」と反省点も忘れなかった。


