横浜・渡辺元智監督(70)の最後の夏が7回コールドで幕を開けた。

 0-0の2回、2死二塁から山田知樹捕手(3年)の中前打で先制すると、6回には公家響内野手(2年)、山田捕手の2本塁打でさらに3点を追加した。7回にダメ押しの4点を奪い9-0で圧勝した。

 渡辺監督は「最後の夏と言われますが、私が主役ではなく選手が主役。最初は選手たちも硬さが見られましたが少しずつ普段の野球ができるようになりました」と笑顔で振り返った。

 投手は先発の背番号「1」藤平尚真投手(2年)含む4人を継投。「例え1イニングでも、夏の独特の雰囲気を経験することが大切」と次戦以降を見据えた。