関東学院六浦のエース高田大地投手(3年)が、19三振を奪う快投で、9回2安打無失点に抑え込んだ。

 身長175センチ体重62キロの細身から、元楽天有銘をほうふつさせるダイナミックなフォームで投げる直球は、キレ十分。チェンジアップとスライダーも効果的だった。4回は2失策もあって1死満塁のピンチを招いたが、2者連続見逃し三振でしのいだ。

 1試合最多奪三振の県記録20に、あと1に迫る投球に「記録ですか? 三振は意識しませんでした。目の前の打者、1人1人を抑えようと。これまでは、練習試合でも12三振が一番多かったですね。完封も練習試合では1回ありますが、公式戦では初めてです。自分のフォームで投げられました」。炎天下での148球熱投にも、涼しい顔で振り返った。