大船が6点差をひっくり返し2回戦を突破した。

 0-6の5回、適時失策で同点としなおも2死二塁と攻め、2番手でマウンドに上がった梶山碧希投手(3年)が右前打を放って勝ち越した。この回4安打に相手失策も絡んで一挙7点を奪い、7回にも1点を追加し大逆転勝ちした。

 右腕の梶山はサイドから体をねじって投げる独特の投球フォームで、右打席に入っても極端なオープンスタンスで構える。「仲間からは『カマキリ投法とかカマキリ打法』って言われます(笑い)。入部した当初、人数も多くて、これでは競争に勝てないと思い、いろいろなことを試してここまできました」と177センチ、65キロの右腕は試行錯誤の末、完成した投球フォームを振り返った。