大会史上初の4連覇を目指す大阪桐蔭が初戦で強豪校を退け、西谷浩一監督は安堵の様子だった。

 1点リードされた3回に相手のミスにつけこみ逆転。その後もスクイズ、適時打と硬軟おり混ぜ加点し突き放した。

 前夜まで行われたプロ野球のオールスター戦では、第1戦でOBの藤浪がMVP、第2戦では森が本塁打を放ち、敢闘賞を獲得するなど後輩たちにもいい刺激になっていた。

 西谷監督は「(オールスター戦で大阪桐蔭OBが活躍した姿をみて)今日に向かって頑張れと言っている気がした。負けたらいややな、と思っていたが、こうゆう結果になって良かった。田中は粘って粘って投げてくれた」。

 先発完投のエース田中誠也投手(3年)をねぎらうとともに ネット裏で応援してくれた藤浪ら球界を代表するOBプロ4選手の期待にも応えてみせた。