延長15回を戦い抜き、引き分け再試合となった。再試合は21日午後3時から、上尾市民の第3試合に行われる。
4時間22分を戦い抜き、延長15回が終了した時とっぷりと日は暮れていた。延長14回に一塁にヘッドスライディングした駒村拓内野手(3年)は試合後、熱中症で病院へ運ばれるほど死力を尽くした。
劇的すぎる引き分けだった。延長14回表、川越西が2点を勝ち越す。だがその裏、朝霞西が二死満塁のチャンスを迎える。駒村はピッチャーゴロで、一塁に投げて試合終了と思った瞬間、わずかに送球は低くなり一塁手がこぼし1点差。続く飯沼翔大投手(3年)はセカンドゴロ。二塁手がキャッチし、ショートが入った二塁にトスしたが、またもわずかにそれてショートがこぼす。よもやの連続タイムリーエラーで同点となった。追い付かれた川越西の中野忠司監督(52)は「アウト1つ取るのが、点を1点取るのが、これほど難しいとは。これぞ高校野球。練習試合ならあんなミスはない。明日は延長16回のつもりで」と笑った。
朝霞西の熊井康二監督(33)は「(優勝候補の)川越東さんに勝たせてもらって、今回もこういう展開。勝ち切れなかったというか、負けなかったというか」と振り返った。
14回表に勝ち越し打を許した朝霞西の石井亮太は天を仰ぎ涙した。その裏、同点に追い付かれた井上翔太(2年)もまた涙。お互いの思いを胸に、21日午後3時からの再試合に挑む。


