仙台育英が2年ぶり36回目の決勝進出を決めた。先発したエース右腕・佐藤世那(3年)は、1死も取れず2安打2四球で降板し3失点。しかし、2番手の百目木(どめき)優貴(3年)が準々決勝に続きロングリリーフで好投した。

 百目木は公式戦では自身最多の12三振を奪い、「こんなに取れるとは思っていなかったが、丁寧にコースをついて行けた」と笑顔。そして「今日は涼しげなそうめんを食べて、明日(21日)の連投に備えたい」と古川工との決勝戦へ気持ちを切り替えていた。

 佐々木順一朗監督(55)は「1つ1つしっかりやっていこうと選手たちには話していた。世那は全くだめだったが、戻ってきてくれるまで、百目木を中心に全員で戦い抜きたい」と話した。