今センバツ8強の東海大福岡が、今夏、逆転の“ヒヤヒヤ勝利”で発進した。1回に2点を先制されると、北筑の先発、背番号11の秋山航輝投手(2年)の前に4回まで無得点。5回に1点を返し7回に同点に追いつくと、8回に4番遠藤秀斗外野手(3年)の適時打で勝ち越しに成功した。

 2回以降は無得点に抑えて逆転勝利を呼んだ先発の安田大将投手(3年)は「夏は甘くないことが分かった。センバツを経験したので焦ることなく自分の投球が最後までできた」とホッとした表情を浮かべた。杉山繁俊監督(60)は「相手がいろいろやってくるのは分かっていた。みんな落ち着いてやってくれた」と振り返った。昨年秋に続く得意の逆転勝利で夏もスタートした。