滝川西が伏兵の2発で、夏は19年ぶり3度目の甲子園切符をつかんだ。

 1-2で迎えた8回2死、今夏の初打席だった背番号18の代打古川侑季(3年)が起死回生の同点アーチ。延長10回には、それまで18打数1安打だった8番細矢翔平捕手(3年)が勝ち越しのソロ本塁打を放った。

 昨夏は準優勝に終わったが、98年以来の頂点に立った。OBの小野寺大樹監督(41)は「最後まで諦めずに奇跡を起こしてくれた。この素晴らしい選手たちと野球ができて幸せ」と感激していた。