下関国際(山口)のエース植野が本塁打を浴びるなど12安打9失点(自責7)と打ち込まれた。

 立ち上がりからコースを丁寧に突いたが、勝負どころで甘くなり痛打された。植野は2月の合宿中、つらさに耐えかね練習を抜け出した。だが坂原秀尚監督(40)から「今は苦しいだろうが耐えなさい。いつか報われる」と説得されて立ち直り、甲子園までやってきた。植野は「監督に恩返しできなくて悔しい」と泣きじゃくった。