花咲徳栄は、2試合連続2ケタ安打の猛攻で3年連続で16強入りした。

 3回戦は関東対決。2年ぶりベスト8入りをかけ、前橋育英(群馬)と対戦する。

 日本航空石川は1回戦・木更津総合戦では3点を追う9回2死から逆転。花咲徳栄は15安打で開星を圧倒し初戦を突破していた。

 初回、花咲徳栄がいきなり打者10人の攻撃。4四球を選ぶ。相手守備のミスもあり、2番千丸の左前打、6番高井の右二塁打の2安打で5点を奪った。

 日本航空石川は2、3回と先頭打者が安打で出塁するが、後続が断たれる。苦しい立ち上がりとなった先発・佐渡の投球数は4回で100球を越えた。

 追加点の奪えなかった花咲徳栄は7回、4番野村が左翼へ大会40号となるソロ本塁打。1点を加えた。

 6点を追う日本航空石川は7回、5番尾畑、6番兼田の連打などで1死満塁。ここで登板の花咲徳栄・2番手清水から8番山上が四球を選び、押し出しで1点を返す。2死後、1番安保が左前に落とし、さらに2点。3-6とした。

 花咲徳栄は9回に3点を追加し試合を決定づけた。

 終盤、反撃の日本航空石川だったが1回戦の逆転劇の再現はならず。2回目の出場で初の夏2勝に届かなかった。