聖光学院(福島1位)が初優勝し、明治神宮大会(11月10開幕)の出場権を手にした。

 4点リードを追いつかれる展開を、8回に5番須田優真内野手(2年)が左翼ポール際にソロ本塁打を放り込んで勝ち越し。9回には2番横堀航平外野手(2年)の中前打で追加点を奪った。エース右腕衛藤慎也(2年)が11安打を浴びながら完投した。

 試合後、斎藤智也監督(54)は「苦しい試合は覚悟していた。センバツの前に全国を経験してもまれて、課題を見つけたい」と神宮大会を意識した。

 来春のセンバツは第90回記念大会のため、東北の一般枠は1つ増えて3枠。聖光学院は準決勝で能代松陽(秋田1位)に16-2と大勝した時点で、センバツ出場を当確させていた。