日本航空石川(北信越・石川)が9回の追い上げも実らず、静岡(東海・静岡)に敗れた。1-6で迎えた9回、先頭の6番小板慎之助内野手(2年)の右前打から4連打。犠飛も加えて2点差まで詰めよるも、あと1歩及ばなかった。4回途中からリリーフ登板した来秋ドラフト候補の大橋修人投手(2年)は「まだ実力が足りない。真っすぐも変化球の精度も」と反省した。

 試合が終わると、日本航空石川ベンチ側の一塁スタンドに一礼したあと、バックネットに向かって一礼。中村隆監督は「いろいろ騒がせてしまったことがあったので、その意味を込めて」と説明した。10日の1回戦・日大三戦で、三塁走者がホームインした際に捕手と接触したことが、危険行為とみなされていた。