十日町(新潟)の中町智洋投手(3年)は連合チームの常総久に7回参考ながらノーヒットノーランを決め、7-0で勝った。

 左腕中町投手は淡々と投げ、アウトの数を積み上げていった。7回参考記録ながらノーヒットノーラン。「いつも通りに練習でやってきたことを出せた」と快記録にも口調はあっさりしていた。7回打者23人に対して、許した走者は四死球の2人だけ。9個の三振を積み上げ、外野に打球が飛んだのも1回だけだった。「6回にスコアボードを見て、まだヒットはゼロだと分かったけれど気にしなかった」と中町は冷静そのもの。「安打が1本出たら代えようと思っていた」と話した渡辺義彦監督(52)は「球が走っていた。たくましくなった」と快投を演じた中町の成長を喜んでいた。