履正社がサヨナラ勝ちで初戦を突破した。7回と8回に2度同点に追いつかれる危ない場面もあったが、9回無死二、三塁で、主将の浜内太陽外野手(3年)が中前適時打を放ち振り切った。「なんとかチームのために打たないとと思っていました」と主将としてチームを救った。

 今の3年生は16年の夏の大阪大会優勝、神宮大会優勝に国体優勝、17年のセンバツ準優勝と、勝利の瞬間を数多く目にしてきた。岡田龍生監督(57)は「負けているところをあまり見ていない。怖さを勉強しないといけない」と厳しく話し「(今日の試合を)どういう風に受け止めるのか。そこでどう感じてどうやっていくのか」と奮起を促した。