3季ぶりの甲子園出場を目指す報徳学園が、わずか57分で5回コールド勝ちを決めた。

 初回に今秋ドラフト候補の1番小園海斗内野手(3年)の中越え二塁打から3点を先制。その後も打線がつながり、効率よく加点した。投げても先発の木村勇仁投手(3年)、岡崎星輝投手(3年)のリレーで5回2安打無失点に抑えた。

 大角健二監督(38)は「今日はこういう展開に持ち込みたかった」と理想の試合運び。3打数1安打だった小園は「打球的にも自分のスイング的にも悪くなかった」と振り返った。

 勝ち上がり次第では次戦で、春の県大会初戦で1-2で敗れた滝川二と対戦する。大角監督は「あの時の状態とは全然違う。最悪の状態であれだけ出来たと思って」と気後れすることなくリベンジに挑むつもりだ。