昨夏の甲子園4強の天理が、5回に一挙8安打8得点で、コールド勝ちを決めた。

 元近鉄の太田暁氏(47)を父に持つ、今秋ドラフト上位候補の太田椋内野手(3年)は4回無死から、2点目につながる左越え二塁打。「外中心な中で甘い球をしっかり仕留める意識で行きました」と、つまりながらもフェンスを直撃した。

 初回、2回は3者凡退。しかし3回から徐々に打線がつながり、5回に爆発した。中村良二監督(50)は「みんなでつないで、みんなで野球をすれば勝利につながるんだと、感じました。これからの試合に役立つと思います」とほほえんだ。