創志学園(岡山)が創成館(長崎)との「創創対決」に快勝し、夏の甲子園初勝利を挙げた。

 2年生エースの西純矢投手(2年=184センチ、79キロ、右投げ)が奪三振ショーを演じた。帽子を飛ばしながら、最速149キロの直球と縦に落ちる鋭いスライダーで三振を量産。先発全員、6者連続を含む毎回の16三振を奪い無四球、4安打で完封した。

 毎回奪三振の内訳は1回=2、2回=1、3回=3、4回=2、5回=3、6回=1、7回=2、8回=1、9回=1。

 16奪三振は金足農(秋田)の吉田輝星(3年)の14を抜き今大会最多。

 西は2年生ながらU18日本代表候補に選ばれている。岡山大会では最速150キロをマークした。

 打線は4回、2死二塁から5連打で4点を奪った。7回にも3点を奪い試合を決めた。

 センバツ8強の創成館は打線が沈黙。初戦で姿を消した。