報徳学園(東兵庫)が愛工大名電(西愛知)を破りベスト8一番乗りを果たした。8強は8年ぶり。同校は春夏通算60勝目となった。

 3回、ドラフト1位候補の小園海斗遊撃手(3年)が起点となり4点を奪い逆転した。2死走者無しから振り逃げで出塁。二盗成功すると2番村田の安打で一、三塁。この後暴投で同点のホームイン(今大会4得点目)。その後押し出し死球で勝ち越し。さらに堀尾の2点適時打で4-1とした。5回には糸井辰徳外野手(3年)の適時二塁打などで3点を追加した。小園は5打数1安打3三振、1盗塁、1得点。

 守っても小園は難しいバウンドのゴロをさばくなど先発の林直人投手(2年)を援護。林は7回を2失点。8回からは木村勇仁投手(3年)が登板し逃げ切った。

 愛工大名電は序盤に痛いバッテリーミスから失点。37年ぶりの8強を逃した。