日大三(西東京)のスーパー2年生が、また1人現れた。甲子園初登板初先発の広沢優投手(2年)が、5回2安打2失点の好投。自己最速を2キロ更新する148キロで衝撃を与えた。2回戦の奈良大付戦では、同い年の井上広輝投手が自己最速の150キロをマーク。「ライバルでもある。自分もいい投球をしようと思った」と刺激に変えた。

 公称では身長189センチだが、直近の測定では190・2センチ。順調に伸びる身長以上に、この冬は球速もグッと伸びた。高1秋は「133キロくらい」も、冬の強化練習で体幹、下半身のトレーニングに励み、4月の春季都大会の決勝で142キロを計測。夏の大会前の練習試合で146キロに伸び、この日もまた更新した。

 広沢の好投に、打線も奮起した。3回に金子のソロで先制。2度追いつかれたが、8回に押し出し死球で決勝点を挙げた。昨冬、井上と、甲子園ではベンチ外の最速146キロ右腕・平野将伍との2年生3人で誓いを立てた。チームの日本一とともに「3人で150キロを超えような」。7年ぶりの8強入りで、150キロの大台とともに日本一も視界に捉えた。【久保賢吾】